「おもちゃだけ欲しい」お菓子残し問題を見て、どう支援したらいい?
〜放課後デイで感じた、未来を見据えた関わり方〜
お菓子を残す子を見て、どう支援したらいい?
放課後等デイサービスでお菓子を選ぶ時間。
子どもたちが楽しみにしているはずの場面で、
ある出来事が胸に少し引っかかりました。
今日は、そのエピソードから「今」だけでなく「未来」を見据えた支援について、一緒に考えてみたいと思います。
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この記事では、お菓子残し問題から見える子どもの支援について、できるだけやさしく、シンプルに説明していきます。まずは、実際にあったエピソードからです。
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チョコエッグを買った日のこと
ある子が少し高めのお菓子「チョコエッグ」を選びました。
中におもちゃが入っているタイプです。
卵を割っておもちゃを取り出し、嬉しそうに遊んでいました。
でも、肝心のチョコはほとんど手をつけず、
お皿ごと私に渡してきたんです。
「どうしたの?」と聞くと、チョコが苦手だったようで、おもちゃが欲しくて買ったことがわかりました。
私はその場にいた常勤のスタッフ(教員免許)さんに、こう聞いてみました。私はパートの言語聴覚士。
「わたしは、どういう対応したらよかったですか?」
返ってきたのは「うーん……」という言葉だけ。
これという明確な答えはありませんでした。
私は少し間を置いてから、
「検討して教えてくださいますか。もし次回以降こういうことが起こった場合にどうしたらいいですか」と伝えて、その場を離れました。
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放課後デイの現実
この出来事で、私は2つのことを強く考えさせられました。
1つ目は、この類のお菓子が療育の場で本当に必要なのかということです。
おもちゃ目当てで買って中身を残すケースは、決して珍しくありません。
結果として「ご褒美だけ欲しい」という思考になりやすいのです。
私たちの施設では、お菓子は仮想通貨のような予算で子ども自身が選べる仕組みにしています。
「今日はこれを買って、残りは貯金しよう」と計画的に使えるように工夫しているつもりでした。
しかし、現実は「おもちゃだけ欲しい」となって残してしまうケースが出てきます。
2つ目は、スタッフ間の共通理解や対応のすり合わせが十分にできているか、ということです。
スタッフさんに意見を求めたときに「うーん……」としか返事が来なかった現実。
これは施設としてどう向き合っていくべきかという、大きな課題だと感じました。
放課後等デイサービスは全国的に増え続けていますが、
施設によって方針やスタッフの意識に大きな差があるのも事実です。
保護者さんからも「食べ残しが多い」「おもちゃ欲しさで選んでいる」といった声が聞こえてきます。
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食べ残しが起きる背景
おもちゃ付きのお菓子は昔から人気があります。
プロ野球チップスのカード、ビックリマンチョコのシール、チョコエッグなど、
付録やおもちゃが目当てで中身を残してしまう子は少なくありません。
放課後等デイサービスでは、子どもたちに選択の機会を与えたい一方で、
こうした「ご褒美だけ欲しい」状態になってしまう現実もあります。
最近、子どもの自立支援やお金の教育が注目される中、
日常の小さな出来事こそが、実はとても大切な学びの場になります。
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未来を見据えた支援とは
今、目の前のお菓子残しをただ「食べなさい」と注意するだけでは、
子どもの自立は育ちません。
大切なのは、
• 「今日はおもちゃが欲しいのかな? それとも甘いものが食べたいのかな?」と一緒に考える
• 残してしまったときも、責めずに「次はどうしようか」と振り返る
• 「計画を立てて行動する力(計画性・遂行機能)」を、少しずつ育てていく
ことです。
こうした関わりが、子どもが大人になったときに「自分で判断して責任を持てる力」につながっていくと信じています。
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あなたはどう思いますか?
お菓子残しを見てモヤっとした経験はありませんか?
施設で働く方は、こんなときどう対応していますか?
保護者の方は、どんな気持ちになりますか?
完璧な答えはありません。
でも、子どもたちの「今」と「未来」の両方を大切にしたいと思うなら、
こうした小さな出来事から一緒に考えることが、きっと意味のある一歩になります。
焦らず、優しく、子どもたちと向き合っていきましょう。
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今回のポイントをまとめると、
・おもちゃ目当てでお菓子を残すケースは少なくない
・施設では「自分で選ぶ力」「お金を大切にする力」「責任を持って食べる力」を育てたい
・今だけでなく、大人になったときの自立を見据えた関わりが大事
この3つです。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。少しでも『これならわかるかも』と思っていただけたらうれしいです。
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大人でも
「おまけだけ欲しくて中身を捨てる」みたいな
もったいない行動をする人はいますし、
子どもならなおさら難しいだろうなと思いました。
それと、
こういう“複雑な状況の調整”って
本来とても大事な教育の一部だと思うのですが、
放課後デイでは
そこまで見切れない(あるいはこんなふうに考えもしない)となりそうで
そのあたり、現場としては悩ましいですね。
予算内でお菓子を選ぶという仕組み自体が素敵な療育ですが、そこから一歩進んで「おもちゃが欲しいのか、お菓子が食べたいのか」を子ども自身に整理させるアプローチ、まさにSTの専門性が光る視点だと感じました。
単に「残さず食べなさい」と怒るのではなく、「次はどうしようか」と計画性や遂行機能の獲得に繋げようとする関わり方は、子どもの未来の自立に直結する本当に大切な視点ですね。