「ただ話す」だけじゃない、ことばのすごい力
考える・気持ちを整える・行動をコントロールする
ことばには、伝える以外にも大切な働きがある
「ことばって、ただ相手に伝えるためのものだと思っていませんか?」
実は、ことばにはもっと深い、目に見えない大切な働きがあります。
今日読んでいただくと、
「自分のことば」や「子どものことば」を見る目が、少し優しく変わるかもしれません。
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この記事では、ことばのいろいろな働きについて、できるだけやさしく、シンプルに説明していきます。まずは、一般的によく言われる働きからです。
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1つ目:伝える働き
一番イメージしやすいのは、「自分の思っていることを相手に伝える」働きです。
たとえば「お腹すいた」「これ取って」など、要求を伝えるのもそうですし、
「今日は楽しかったね」と気持ちを共有するのもこの働きです。
多くの人は、ことばの役割をここまでで考えがちです。
でも、ことばの力はそれだけじゃないんです。
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2つ目:世界を作り出す働き
2つ目は、ことばで新しい世界や文化を生み出す働きです。
小説や詩、歌詞、落語、絵本…
ことばがなければ、これらの芸術や文化は生まれませんでした。
子どもが「今日はお城の王子様!」と想像しながら遊ぶときも、
ことばがその世界を創り出しています。
ことばは、ただ伝えるだけでなく、新しいものを生み出す道具でもあるんです。
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3つ目:考える働き
意外と知られていないのが、「考えるための道具」としての働きです。
たとえば、今日の夕飯を決めるとき、
頭の中で「冷蔵庫に豆腐あったかな…賞味期限は? 麻婆豆腐にしようかな」と言葉で考えを巡らせます。
ことばがないと、考えを深めたり整理したりするのがとても難しくなります。
子どもが「どうしてこうなるの?」と質問を繰り返すのも、
ことばを使って考えを育てている証拠です。
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4つ目:行動をコントロールする働き
そしてもう一つ大切なのが、「行動を調整する」働きです。
「ゆっくり歩こうね」
「ここは丁寧にやろう」
「落ち着け、深呼吸しよう」
自分自身に声をかけて気持ちを整えたり、行動をコントロールしたりするときに、ことばは大きな役割を果たします。
ADHDの傾向がある人や、衝動的に行動しがちな場面でも、
ことばを意識的に使うことで、少しずつ行動を整えられるようになります。
「コップの水がこぼれないように、そーっとゆっくり歩こう」などと、自分に言葉をかけて行動する、というようなことは日常ではないでしょうか。
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ことばは目に見えないところで、私たちを支えています。
伝えるだけじゃなく、世界を創り、考えを深め、行動をコントロールする。
そんな多面的な力を持っているんですね。
あなたが今、子育て中や自分自身のコミュニケーションで悩んでいるなら、
ことばの働きを少し意識するだけで、見える世界が少し変わってくるかもしれません。
完璧でなくても大丈夫。
日々の小さなことばの積み重ねが、あなたや大切な人の心と行動を優しく支えていきます。
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今回のポイントをまとめると、
・ことばには「伝える」以外にもたくさんの働きがある
・世界を創ったり、考えを深めたり、行動をコントロールしたりする力がある
・目に見えないところでことばは私たちを支えてくれている
この3つです。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。少しでも『これならわかるかも』と思っていただけたらうれしいです。
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ことさとさん☺️♡言葉は本当に力がありますよね。ありがとうございます。
ことさとさん、ことばが持つ目に見えない大切な働きについて、非常に優しく丁寧な解説をありがとうございます。
日頃から、相手の言葉や背景をジャッジせずにありのまま受け止める「聴く姿勢」を大切にしていますが、ことばが「伝える」だけでなく「考える道具」であり「行動をコントロールする」というお話を拝読し、深く合致いたしました。相手の発する言葉を丁寧に聴くということは、その人の思考や心の整理をそっと支えることでもあるのですね。自分や周囲のことばを見る目が優しく変わる、とても素敵な発信をありがとうございました。