声を使う人ほど知っておきたい、お酒と声の関係
What Voice Professionals Need to Know About Alcohol and Vocal Health
こんにちは!
ことばのしごと(=言語聴覚士)さとう、ぎゅっとまとめて「ことさと」です。
「お酒を飲んだ翌日、声が出にくい…」
「酔って話すと、自分の声が少し違う気がする」
そんな経験、ありませんか?
声や脳の働きにとって、「お酒」は意外と影響力がある存在です。
今日は、声の専門家として、アルコールが「声」と「脳」にどんな影響を及ぼすのかについてお話しします。
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この記事では、アルコールが声と脳に与える影響について、できるだけやさしく、シンプルに説明していきます。まずは、声への影響から。
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声への影響 〜その声、アルコールで枯れていませんか?〜
お酒を飲むと、体内の水分が失われやすくなり、声帯の粘膜が乾燥します。
特におしゃべりが盛り上がると、つい声を張って話してしまいますよね。
酔っていると、自分では声の出し方の強さに気づきにくく、無意識に声帯を酷使していることもあります。
その結果、翌朝「声がガラガラ」「かすれて出ない」と感じる方も多いはずです。
声を使うお仕事をしている方(ナレーター、教師、司会、歌手など)は特に注意が必要です。
知らず知らずのうちに声のダメージが蓄積している可能性もあります。
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脳への影響 〜テンションが上がるのは錯覚かも?〜
アルコールは脳の「抑制系」にブレーキをかけるため、酔うと気分が高揚し、「いつもより饒舌になった気がする」と感じることがあります。
でも実際には、前頭葉の働きが鈍くなり、注意力や判断力、記憶力が落ちている状態です。
そのため、発音が甘くなっていたり、話の筋がうまく通っていなかったりすることも。
「飲んだ方が滑舌がよくなる!」という感覚も、実際には錯覚である可能性が高いのです。
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声を使う仕事の人は、特に気をつけたい
音声配信、歌、ナレーションなど、“声”が大切な仕事をしている方にとって、飲酒は意外な落とし穴になり得ます。
実際、私自身も以前、お酒を飲んだあとに録音を試みたことがありますが、「なんだか滑舌が甘い」「響きが鈍い」と感じることがありました。
とくに“録り直しのきかないライブ配信”などでは、パフォーマンスに大きな差が出てしまうので、声のコンディション管理にはお酒との付き合い方も含まれると思っています。
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成長期の脳には、もっと注意が必要
成長途中の脳はとてもデリケートです。
アルコールは、脳の発達を妨げたり、神経回路の形成に悪影響を与えることが分かっています。
特に発達障害のあるお子さんは、刺激に対する感受性が高く、脳へのダメージも大きくなりやすいと言われています。
大人が飲酒する姿を見て育つ子どもたちの環境にも、少し目を向けていきたいところです。
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おわりに 〜「声」と「脳」のためにできること〜
飲み会やお祝いの席など、楽しい場でのお酒は、人生の彩りでもあります。
でも、声を使う仕事や表現活動をしている人にとって、「飲んだ次の日に声が出にくい」というのは、かなり致命的です。
声や脳の働きを守るために、“飲酒習慣の見直し”も、セルフケアのひとつとして捉えてみると良いかもしれません。
自分の「声」や「思考のクリアさ」を大切にする人こそ、日々の小さな習慣に意識を向けていきましょう。
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今回のポイントをまとめると、
・アルコールは声帯を乾燥させ、声が枯れやすくなる
・酔うと「うまく話せている」と感じても、実際は脳の働きが落ちている
・声を使う仕事の人ほど、飲酒との付き合い方に気をつけたい
この3つです。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
少しでも「これならわかるかも」と思っていただけたらうれしいです。
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アルコールによる体内の脱水が声帯を乾燥させる点や、脳の働きが落ちることで「自分では滑舌よく話せていると思い込んでしまう」という錯覚のメカニズムにすごく納得しました。酔った状態での声の出しにくさや翌朝のガラガラ声の原因がすっきりと整理され、声の不調を防ぐ参考になります。